こんにちは、にこ☺︎☺︎です
ふたご育児を楽しみつつ、日々小さなチャレンジを重ねているアラフォーワーママです
今日は、わが家が選んだちょっとめずらしい離乳食のスタイル
BLW(Baby-led Weaning/ベビー・レッド・ウィーニング)についてご紹介します
離乳食、正直めちゃくちゃ大変じゃないですか?
ふたご育児、ただでさえ余裕がない中で、「午前中に1回、おかゆをスプーンで少しずつ…」の教科書通りの進め方が全然思うようにできない…
私はまさにそんな状態で、
「これって、毎日がんばらないとダメなやつ?」
と、育児書を読みながらモヤモヤ〜
そんなときに出会ったのが BLW(Baby-Led Weaning/ベビー・レッド・ウィーニング)という手法でした
ふたご育児とどう両立できるのか、試行錯誤しながらやってみた体験をお話しします
BLWってなに?私がこれを選んだ理由
BLW(Baby-Led Weaning/ベビー・レッド・ウィーニング)とは、
Baby:赤ちゃん
Led:主導の
Weaning:離乳法
イギリスなどで広く実践されている離乳食の考え方です
日本式の食べさせる離乳食と違って、赤ちゃんが自分で食べることを大切にするやり方で、手づかみで食べる経験を通じて、食に慣れていくスタイルです
ペーストではなく、固形であげるので、「ちょっと勇気がいるな」と最初は思いました
何度も「BLW 喉に詰まる」なんて検索していたくらいです
でも、食べる楽しさを大事にしたい!というBLWの考え方にとても共感、
他にもママがやらなきゃ!からの解放感や、なんだか自由で楽しそう!という理由で、思い切って挑戦してみることにしました
BLWスタート時の様子と、わが家なりの工夫
きっかけは
実は、最初は日本式の10倍がゆからスタートしました
でも、これがまぁうまくいかなくて…
双子育児では、一人ひとりとじっくり向き合うのが難しく、離乳食の時間もバタバタ
片方にスプーンを向けてもなかなか口を開けてくれず、ようやく食べ始めたと思ったら、もう一人がぐずって中断。やっと落ち着いた頃には、さっきの子はもう食べる気分じゃなかったり…
作る手間もけっこう大変で、せっかく頑張っても食べてくれなかったり、
親の都合で「あーん、あーん」と一方的に進めてしまって、「これ食べるって楽しいのかな…?」と自問することが増えました
そんな離乳食の悩みを検索していたときに出会ったのが、BLWという手づかみ離乳食の考え方でした
ネットで検索したり、本を読んだりしながら、手探りでBLWをスタートしました
最初にあげた食材と反応
最初にBLWであげた食材は、本で見たシンプルなものです
そして作るのが簡単なのが嬉しい
- トマト
- 蒸したさつまいもスティック
- 玉子焼き(お米入り)
- カットした白玉きな粉
- かぼちゃ
- やわらかく茹でたブロッコリー
- バナナ
- カットしたぶどう
- カットしたパン などです

興味をもって触ったり、がんばって食べようとしている!というのが伝わってきて、嬉しい反応でした
でも上手に口まで運べないんですけどね
そんなわけで、意外とすんなりBLWのスタートを切りました
我が家のBLWスタート時期は7ヶ月〜8ヶ月頃で、赤ちゃんがなんでも口に入れる時期と、おかゆを食べた経験もあったので、食べ物に対する認知が少しあったのかなという印象でした
とはいっても、食べるというより、触って握ってぐちゃぐちゃにする日も、それはそれは盛大に散らかす日も経験済みです
でもそれも大切なステップと考えて、「今日はどう関わるかな?」と観察する時間として楽しむことにしました
双子ならではの工夫
BLW情報はあっても、ふたごでBLWを実践している人の情報はほぼなかったので、
わが家で工夫したポイントをご紹介します
ワンオペなので、なるべく効率的に!を考えて、以下のスタイルに落ち着きました
- 2人同時にスタート
うちはふたご同じタイミングで「いただきます」しました
理由は、片方を待たせるとぐずるので、ふたり一緒に座ってスタートし、食べ物に集中する時間をそろえていました
また、初期は食べ疲れてそのまま寝ることもしばしばで、寝るタイミングもなるべくズレないようにしたり、準備や片付け(特に盛大に散らかした時の片付け)を、一度で済ませられるようにしていました - ふたご横並びで座わる
上手に食べられない初期や、わざと?!ぽいぽいする時期は、とにかく散らかります
少しでも散らかる範囲を狭めるために、ふたりを横並びに座らせていました - ふたりの食べた量や進みの差はあまり気にしない
食べさせるスタイルよりは、BLWは食べた量がわかりづらいです
記録や管理しようとすると疲れちゃうので、気にしないことにしました
もともとBLWは食べる時期や量は赤ちゃんが主導で決めるという考えの離乳法なので気持ちを軽くしてくれました - ママも一緒にお茶しちゃう
対面で見守りながら、自分のお茶とお菓子を用意して、一緒に食べるスタイルにしました
一緒に食べている雰囲気が楽しいですし、手出しはしない、見守る時間としていました
後半はだんだん散らかって、ゆっくりお茶する感じではなくなりますので、前半勝負です!笑
ふたご育児はいつもバタバタと時間に追われ、ついつい自分が食べ損なったりしませんか?
温め直した食べ物がレンジに入ったまま放置なんてことありませんか?
ふたごと一緒にお茶おすすめです!

BLWをやって感じたメリット・デメリット
やってよかったと感じたこと
- 手が離せる=精神的なゆとりが生まれる
双子をひとりずつ食べさせるのはかなり大変
でもBLWだと、食べてる間はそっと見守る時間に。これは本当に助かりました。 - 「食べるのが好き」が自然と育つ
自分で選んで、自分で食べる。その積み重ねが、食べることへの前向きさにつながっている気がします。我が家のふたごはいつも食べ物に手が伸びる、食いしん坊なベビーに育ちました笑 - 「手指の発達」目と手の協応運動が育つ
手づかみで食べる動作は、赤ちゃんにとって立派なトレーニング。目と手の協応運動(きょうおううんどう)というそうですが、発達に良い影響を受けているなと感じました。
はじめは手づかみした食べ物をうまく口まで運べない、でも自分で学んで、どんどん上達するので、本当にすごいな〜と日々感動していました - 準備が楽
固形をあげるので、準備がとても楽です!ブレンダーいらず!大人の食事の素材をカットしてあげるなんてことをしょっちゅうしていました。別で準備することが減り、ずいぶん楽だな〜と思いました

ちょっと大変だったこと
- とにかく床が…毎日すごい
想像以上に散らかります。でも、掃除の手間も「今日もいっぱい楽しんだ証」と思うようになりました(笑) - 外食時は工夫が必要
盛大に散らかるので、外食時は工夫が必要でした。
散らからないようなスティックパンやバナナなど準備したり、散らかっていいようにテーブルクロス一体型のお食事エプロンを使ったり、外食時だけは食べさせちゃうのも良いかと思います
とは言え、ふたご離乳食期の外食自体がちょっとハードル高く、ほとんど行かなかったな〜というのが正直なところです - 周囲の理解が得にくいことも
食べてるのか、遊んでるのかよくわかりません。固形物をあげる注意点もあります。
そんな状態なので「なんで食べさせないの?」という声もありましたが、ふたごの成長や私の満足度を振り返って、わが家にはこれが合ってると自信を持てるようになりました

双子BLWで役立ったグッズたち(愛用品)
安定感のあるハイチェア
足がつくことが、上手に食べられることにつながるので、足がしっかりつく椅子はBLWには欠かせないアイテム。他も試しましたが、最終的に木製のシンプルなチェアを使っています。年齢に合わせて調節可能なもので、4歳の現在も使用しています
シリコーン製のプレート
テーブルにピタッと吸着する吸盤タイプと、シリコーン製でズレないタイプと、使いまわしていました
動かないだけで食事の集中力が全然違います!
エプロン
とにかく汚れるので、
テーブルに吸盤でくっつくエプロン、テーブルクロス一体型のエプロン、冬は長袖タイプのエプロンなどいろいろ試しました。
夏場はオムいち(おむつ一枚のはだかんぼ)に、ベビービョルンお食事スタイが我が家の定番スタイルでした笑

BLWについて学べる本
『 「自分で食べる!」が食べるを育てる 赤ちゃん主導の離乳(BLW)入門 』を参考にしてBLWを始めました
床シート
とにかく汚れるので、新聞紙を敷いたり、レジャーシートを敷いたり、いろいろ試しましたが、最終的に床を保護するために床シートを常設しました笑
拭き掃除が楽になり、4歳の現在も食べこぼしするので、まだまだ活躍しそうです

まとめ:正解は一つじゃない。わが家は「この方法でよかった」
離乳食の進め方に“正解”なんてないと思います
正直、BLWも「ラク」ではないです
特に双子だと、最初はカオス。汚れもすごいし、周りの理解も得にくい。
だけど、私にとっては、「食べさせなきゃ」から「見守っていいんだ」
という考え方の変化が、ふたご育児の中でも楽しめる食事時間をくれました
もし、今のやり方なんかしんどいな〜と感じているママがいたら、
「BLWという選択肢もあるんだな、ちょっと試してみようかな?」のきっかけになったら嬉しいです

一緒に育児楽しみましょう
以上、にこでした☺︎☺︎
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